ノートのとり方1つで、思考は飛躍する
行き先の見えないこの時代では
どこへ行くか、何をするか、
自分で考え、未来を描き出していかなければなりません。
ビジュアル思考は、まさに「描き出す+思考法」。
会社の未来を考えるとき。
自分の状態を考えるとき。
商品やサービスを作り出すとき。
ビジュアル思考があれば、混沌とした状態から一歩前進させてくれるでしょう。
本書は、実践的に使える37のメソッドを紹介しながら、
「描き出す行為」と「創造的思考」のしくみを解き明かす、
ビジネスマンのための実用書です。
<ビジュアル思考とは?>
図や絵を用いて情報を視覚的に表現していく思考法。
ビジュアル思考は考えを整理し、新しいアイデアを生み、本質的な内容を理解するのを容易にします。
著者
三澤直加
デザイナー/創造性開発研究家
グラグリッド代表取締役
《著者メッセージ》
この本には命題があります。
それは「思考は、描くことで飛躍させることができるのか?」というものです。
私たちは、当たり前のようにメモやノートに何かを書いています。しかしそのほとんどは「記録」しているに過ぎません。
ところが、「どこに書くか」「どう書くか」「いつ書くか」「誰と書くか」といった、ちょっとしたことを意識していくだけで、ノートやメモは「記録」という目的を超え、私たちにさまざまな嬉しい気づきをもたらします。
書くこと(描くこと)は、考え方を変え、行動を変え、人生を変える一歩につながっているのです。
この本では、ビジネスマンに必要な8つの「思考」を取り上げ、それぞれに「描き出す」ことの影響と効果を丁寧に読み解くことで、ビジュアル思考そのものを理解しようと試みています。
「描き出す」ことの効果を知るだけでなく、きっと、なぜ人間がペンを持ち、書きながら考えているのか、その意味を知ることになるでしょう。
そしてこの本では、ビジュアル思考の世界をビジュアライズすることにもチャレンジしています。
深く潜っていくように考えるもの、高く登るように考えるもの、見下ろして考えるもの、照らし出して考えるものなど、さまざまな「描き出す思考」の姿を、1つの世界観として表現しました。
ビジュアル思考で見える世界は、広くひろくつながっています。
その世界に入り、冒険するように楽しみながら読んでいだたければ嬉しいです。
目次
効果を発揮できる場面
・プロジェクトマネジメント
・仕事効率化
・チームづくり
・営業・顧客ヒアリング
・リサーチ・状況分析
・アイデア発想・企画
・広報・PR・情報発信
・情報収集・ノート整理
・研修・人材育成
・クリエイティビティ向上
・自己分析・コーチング
・人生設計・キャリアアップ
・事業戦略・経営
『ビジュアル思考大全 問題解決のアイデアが湧き出る37の技法』
三澤直加 著
出版社:翔泳社
発売日:2021.2.10
定価:2,200円(税込)
長さ:176ページ
ISBNコード:978-4798165073